英検/TOEFL/IELTSと色々な英語試験がありますが、スピーキングと同様に独学の対策が難しいのが、ライティングだと個人的には思います。添削サービス等を利用しないと、自分の書いた英文が正しいのか不安になることがよくありました。確かに添削サービスに課金して的確なアドバイスをもらうことが、ライティング向上の近道だとは思いますが、工夫次第で自分で正しい英文に近づけることはできます。ということで、今回は自分が実際に使っているライティング独学ツールをご紹介します。
今回は、わかりやすくライティングの独学添削の説明をするために自分が書いた超短文エッセイを用います。
以下自作エッセイ(わざと色々とミスを作っています)
One of the positive impacts brought by internet is improved convenience in our lives. For example, as a university student, I find it extremely helpful and convenient that I can access to research and thesis materials online for my studies instead of lingering at a library after school in search of physical materials.
まずはGrammarlyで文法修正
ご存知の方も多いかと思いますが、まず文法ミスをGrammarlyというツールで修正していきます。

Internetの前にtheをつけるのと、accessの後のtoを抜くように指示されていますね。直された部分は自分でも調べましょう。例えば、accessであれば、名詞として使われる場合は(ex. have access)toを後に伴いますが、動詞として使われると、toが後につきません。
自身の書いた表現のナチュラルさを検証
ネイティブが書いたどこかの英文記事や洋書等から覚えた表現をまるっきり真似して書いていれば、その表現は基本的に自然なものだとは思いますが、自分で即興で書いたような表現はそのナチュラルさを検証すべきだと思います。
その時に自分が使うツールの一例が”Google”、”Ludwig“、“Youglish“です。(他にも沢山使えるツールはあります)
Googleであれば、自分の書いた英文をそのままググって、検索結果に同じ表現が出てくれば、自然と言えると思います。
次にLudwigですが、こちらは例文検索ツールになります。同じく自分で書いた表現を入れて、その表現が使われた例文をが出てくれば、ナチュラルとみなせるでしょう。
例えば、「利便性の向上」という意味で “improved convenience”と書きましたが、これば自然なんでしょうか?自分の英文では、improveを形容詞的用法にしてしまいましたが、”improve convenience”の形でLudwigで調べてみましょう。

無事、exactでヒットしましたね。ということで、利便性の向上という意味で improve convenience と書くのは、自然です。
Youglishも似たようなツールです。こちらは、Youtubeをソースにしています。
是非色々なツールで自身の書いた表現を検索にかけてみてください。
コロケーション辞典で類義語・言い換えを調べる
英文ライティングのルールといえば、「言い換えを意識して、同じ単語の使用、単調な文を避けること」があげられますよね。ぜひ、これも意識して自己添削してみましょう。
その時におすすめなのが、「オックスフォード コロケーション辞典アプリ」です。価格はそれなりに高いですが、それだけの価値はあるので、ぜひ買ってみてください。
では、アプリを用いたいのですが、上記のエッセイはこのルールを意識するにはあまりにも短すぎるため、もっと長く書いたと仮定して、例えば、「利便性の向上」の意味の”improve convenience”、を何回も使っていたとしましょう。
convenienceで検索してみると、以下のような検索結果が出ます。

この情報を参考にして、improve convenienceを言い換えてみると、”provide/offer greater convenienve”なんか言えそうですよね。
どうしても、辞書にお金を払うのに抵抗がある場合は、”~ synonym”でググるのも全然アリだと思います。
それ以上の添削や英文の論理性は人に頼むしかない
「結局そうなるのか」と思う人がいるかもしれませんが、添削サービスほどハイクオリティ/的確ではないにしろ、無料でも添削をしてもらうことは可能です。自分は、Hellotalkというアプリでよくエッセイを添削してもらっています(毎回添削してもらえるわけではありません)。
例えば、完全に自分の語彙力不足によるものですが、physical materials→hard copiesに添削してもらいました。他にも、長すぎる一文を二文に分けてもらうなど。
追記:ChatGPTによる英文作成
ChatGPTは、最近流行りの高性能チャットボットで、自身の書いた英文を書き直してもらうこともできるようです。
早速、このエッセイをChatGPTに書き直してもらいました。

自分のライティング力のなさが露呈するほど、高品質の書き直しをしてくれました。
ChatGPTに書き直してもらった英文からライティングテクニックを吸収していくのもかなり役に立つのではないかなと思います。(ここでは、havingからの文がいいな〜なんて思ったので、次に意識します)
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